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2021年12月15日第9回枕と睡眠姿勢をゆる~く語るサロン~「History of Cervical Pillows ~頚椎枕(凹凸枕)の歴史~」~

開催概要

日時:2021年12月15日 20:00~
会場:Zoom

History of Cervical Pillows

~頚椎枕(凹凸枕)の歴史~


今回のサロンでは、なぜ世の中に凹凸のある枕が流行しているのか。Cervical Pillow[頚椎枕]の歴史についてお話をしました。

その内容を簡単にまとめてご紹介したします。

 

○凹凸枕の原点

Ruth Jacksonという一人の整形外科医がいました。調べた限りではこの方は頚椎枕の初の研究者です。

この方の論文の中にロール状の筒状の枕が出てきます。

幅18インチ、直径8インチ、中身は羽毛と羽根でできているので頭を乗せると凹凸型に凹みます。

仰臥位では首のカーブに沿って枕が当たり固定されたような形、

側臥位では体の軸が床と平行になっています。

レントゲンで見ると

左が枕なし、真ん中が羽毛の枕、右がロール状の枕。

首にできたカーブ、これをRuth Jackson先生は

「唯一正常な前方カーブがみられる」「これが最も快適な(安楽な)睡眠姿勢である」としています。

これが凹凸枕理論の原点であり、後世の理論・製品に少なからず影響を与えたと考えられます。

 

○RJ先生の研究は後世に影響を与えるものであったと考えられるが問題点も多い

しかし、後に再版された論文の写真では

写真のモデルがそれぞれ違い、レントゲン写真も逆になっていました。

なぜこのようになってしまったのかは不明ですが、いくつか問題点が浮かび上がります。

・枕の高さは考慮していなかったのではないか

・モデルの体格差を考慮していなかったのではないか

・そもそもこの検証は複数で行ったのか

枕の高さを変え、体格の異なる複数で検証したら、異なるレントゲン像になったのではないかという考えです。

では理想の枕とは何か…

次回

「枕の大規模調査結果が論文化された。実はその中には山田の論文が間接引用されていた!」

今回の凹凸枕の歴史を含めて、最新のレビューの動向を解説します!

 

また今回、先生方から頂いた質問、話題となった内容といたしましては

・無呼吸患者への枕の効果について、臨床研究や治療方法
 「患者さんから聞かれたのですが…どう答えれば良いのかと思いまして。」
という話題に山田のこれまでの枕外来や臨床での知見をお話したほか、他の先生方のご意見を交えて話し合いました。
歯科の先生からはマウスピース作成者の立場からご指摘を頂くなど活発なディスカッションを行いました。

 

他にも神経根症で片側だけで寝るとどうなるのか、枕は有効か…など

 

次回もどうぞお気軽にご参加ください。

 


Zoomを利用しての無料オンラインサロンとなります。(医師向けとして開催しております。)
2か月に一度の開催を予定させていただいておりますので、ご興味ある先生方は
こちらまでメールをお願いいたします。